蟻通神社ブログ
秋祭り「だんじりについて」その2
<蟻通神社の祭礼は今年は、10月8・9日です。> 岸和田の海手の方のだんじり祭りは、9月なのですが、岸和田の山手や泉州地域は、10月に行われます。日程については、以前は、それぞれの神社の由緒にまつわる日に実施されていましたが、諸般の事情で、最近は、土・日・祝日に催行されるところが増えてきたと思います。
蟻通神社では、以前は、10月の7・8日に行われていました。いつのころからか、10月の体育の日の祝日にあわせて実施しております。 氏子地域の長滝東・長滝西・長滝中のそれぞれの町に1台ずつだんじりがあり、早くから笛・太鼓の練習をしたり、走る練習をしたりとお祭りの準備をはじめられています。町ごとの提灯も献灯され、村の中にお祭りの雰囲気が浸透していきます。
●今年のお祭りの日程です。10月2日(日)午後から試験引き10月8日(土)宵宮10月9日(日)本宮・・・午前十一時頃より宮入神事 午後からパレード
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年09月22日
秋祭り「だんじり」について その1
<泉州地域の秋祭り>
泉州地域の秋祭りは、「だんじり」・「やぐら」とよばれる山車(だし)を引き回して行う勇壮な祭りです。 「だんじり」といえば全国的には、岸和田が有名ですが、泉佐野市にも3台の担いだんじりを含め全部で17台のだんじりがあります。 また、市内に2台ある「やぐら」は、泉佐野市以南の各地で数多く見られる山車で、その北限の事例として挙げられます。 神輿や山車は、神幸の際、ご神体または御霊代が乗る乗り物とされ、移動する神座としてつくられたものです。神社の氏子さんたちが、氏子の各地域を練り歩きます。これは、神がその地域を巡幸するという考え方からです。平安時代以降、神輿による神幸が広く普及するようになりますと、その様式もそれぞれ時代の意匠を伴った形で変化していきました。近世にはいると、祭りを支える町人層が富裕になるに従って、神幸渡御もさらに盛大となり、現在に至っています。
神輿・山車・だんじり・やぐらなど形は、いろいろありますが、それらを担いだり、曳いたりすることは、神と人との間はもちろんのこと、人と人との関係を結びつける働きもあり、これが現在もお祭りが盛んに行われている理由ではないかと本に書かれてありました。
一般に、春祭りは、豊作祈願、秋祭りは、豊作を神様に感謝する行事といわれています。かつては、祭りの日には、仕事を休み、ごちそうを食べて、大人も子供も祭を存分に楽しみました。社会が変化し、世間には様々な娯楽が溢れています。しかし、そんな現在でも地域の方々が、毎年、熱心にお祭りに参加して下さいます。少子化で、大変な部分もあると思いますが、末永く続いていってほしいなと思っています。
参考文献:泉佐野の祭りーだんじり・やぐら編ー(泉佐野市教育委員会) 神道がよくわかる本(PHP研究所) 神道いろは(神社新報社)
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年09月21日
長滝子ども会様の清掃奉仕
<子ども会の皆様の神社の清掃奉仕> 2,3日前から暑さが戻って、今度は、また半袖のパジャマを引っ張り出してきました。いったん涼しくなったので、残暑が身体に堪えますね。皆さま体調には、お気をつけくださいませ。
今日は、残暑の厳しい中、長滝 なか・にし・ひがし の子ども会の皆さまが神社の清掃に来てくださいました。
10月8・9日にある秋祭り(だんじり)に向けて毎年、神社の境内をきれいにしてくださいます。神社に元気なお子様の声が響くと活気が出てこちらもエネルギーをもらいます。
暑い中、本当にありがとうございました。
本殿の中
冠ケ淵の手前の杜
北の鳥居
冠ケ淵
摂・末社さん
社務所の裏
本殿の裏
北参道
今年も松が枯れてしまいました。
馬繋ぎ
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年09月11日
ブログを開設して、丸一年になりました。
<蟻通神社のブログが、ついに一周年を迎えることができました。>
去年(H・22・8・18)に泉佐野商工会議所で安田勝也先生のブログセミナーを受講してから、1年が経ちました。最初は、続けられるか不安でしたが、ここまで続けられたのは、ブログを見て下さっている皆様のお陰だと思っております。たくさんの方がアクセスして下さるようになって、投稿する記事も責任を持って書かなければいけないと思っております。間違いやご批判などございましたら、ご指摘お願いいたします。これからも続けていけるように努力していきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
さて、お盆の行事も終わり夏休みも終盤を迎えました。昨日の長滝の盆踊りでは、ビンゴ大会もあって、大勢の人で賑わっていました。 今日のニュースでは、震災の影響で今日から新学期を迎えた学校のことが放送されていて、子どもさんが「夏休みが短いので寂しいです」とコメントされていました。夏休みは始まる前は長いなーと思いますが、お盆を過ぎるとあっという間に9月になるので、8月の終わりは毎年、物悲しい気持ちになったことを覚えています。子どもにとっての夏休みは、他の休みと違って、特別な意味をもつ休みなんだろうなと思いました。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年08月17日
8月8日は立秋です。
<神社の役員さんが、猛暑の中、新しい掲示板の二枚目を作って下さいました。>
今日は、立秋です。天文学的には、太陽が黄径135度の点を通過するときをいいます。この日から旧暦の上では、秋に入りますが、実際には、残暑は厳しく(残暑?というよりまだまだ真夏のようです)、立春を起点として上り坂にあった平均気温は、ピークに達します。
風のそよぎや、雲の色や形、蝉の声に何となく秋の気配を感じないこともないですね。「秋立つ」「秋来る」などとともに、秋の代表的な季語となっています。暑中お見舞いも、この日以降からは残暑お見舞いとなります。ここ数年、夏が長くなって、秋が本当に待ち遠しいですね。 この猛暑の中、役員さんがたが新しい掲示板の二枚目を作って下さいました。とてもきれいな板で製作して下さって、境内が整備されていくのがうれしいです。暑い中ありがとうございました。
この建物は、「馬つなぎ」と呼んでいます。今は、自転車置き場になっています。新しい掲示板です。
神社だより 蟻通神社の権禰宜 2011年08月08日